ラ・プス・ドールは、かつてロマネ・コンティのオーナーだったデュヴォー・ブロシェ家の所有地の一部でした。
その名前を不動の地位へ押し上げたのは、1964年に就任した稀代の名醸造家ジェラール・ポテルで、やがて株式の半分を取得。もう半分をオーストラリアの投資家たちが所有していましたが、1997年にポテルが急死するとドメーヌは売りに出され、これを購入したのが前オーナーのパトリック・ランダンジェでした。
![]() | 彼はドメーヌを買い取ると醸造施設や発酵用の木桶、他の設備も一新。 1999年に完成した醸造施設は6層構造になっており、収穫から醸造、樽熟成、瓶詰めまで、ポンプを一切使わず重力でブドウ果汁やワインが流れる仕組みになっています。 区画の取得にも積極的で、1998年にコルトンの2つのグラン・クリュを入手。 2004年にはピュリニー・モンラッシェのプルミエ・クリュ・ル・カイユレ、2008年にはシャンボール・ミュジニーのドメーヌ・モワンヌ・ユドロを買い取り、特級ボンヌ・マールやレ・ザムルースを手に入れ、そのラインナップは群を抜くものとなりました。 |
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![]() | ラ・プス・ドールで造られるワインはピュアで洗練されています。 果実味、酸、そしてタンニン、それぞれの要素が高次元でバランスよくまとまり、若いうちから十分に楽しめ、熟成にも耐え得るタイプです。 特にブルゴーニュ大公家が所有し、その後フランス王家のものとなったとされる、このドメーヌのモノポール「クロ・ド・ラ・ブス・ドール」は、力強さとエレガンスのせめぎ合いが面白いワインです。 2018年からはパトリックの息子、ブノワ・ランダンジェが当主を務め、ドメーヌが所有する卓越したテロワールをもつ区画から最高のワインを造るべく、“正確さ”を常に追求しています。 ビオディナミへの転換の他、醸造ではアンフォラを採用するなど、ドメーヌはさらなる発展を続けています。 |
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ITEM INFORMATION |
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非常に熟していながらも VOLNAY 1ER CRU CLOS DES 60 OUVREES Monopole ![]() 商品レビューレビューの投稿にはサインインが必要です |