Domaine Michel Guillard / ミッシェル・ギーヤール 2003年8月に初めて訪問させて頂いたドメーヌです。はっきり言ってこのドメーヌの存在さえ知らなかったのですが、現地の友人が結構いいかも知れないと言うので立ち寄った次第です。 彼のドメーヌはフィリップ・ルクレールの隣にあります。ここギィヤールの入り口の上にはF・ルクレールの看板が掛かっていて、誰もがルクレールの建物と勘違いすると思いました。お世辞にもお洒落なドアとは言えない彼の入り口の横に申し訳なさそうなぐらい小さな看板が掛かっていました。 現在の当主であるミシェル・ギィヤール氏の案内で地下セラーに入り、まだ樽の中にあるワインと既に瓶詰めされているワインのテイスティングをしました。彼の使用している樽は殆んどが新樽ではないのかと思うくらい素晴らしい樽を使用していました。 ジュヴレ・シャンベルタンに約5ヘクタール弱を所有する小規模なドメーヌで、ブルゴーニュルージュ、ジュヴレ・シャンベルタンのキュヴェ違い2アイテム、ヴィエーユ・ヴィーニュ、1級畑レ・コルボを造っています。ACブルゴーニュを含め新樽率は約50%と言っていました。彼の葡萄の樹齢は全体的に古く、70年以上のものも含まれます。ワインは低温発酵で、通常12ヶ月の樽熟成をし、当然ノンフィルターで造られています。 このドメーヌは1952年にドメーヌ・ピエール・ダモワで修行を積んだ彼の父親が起こし現在に至っています。彼自身も物心ついた時からワイン造りをする父親を見ながら手伝いをしてきたそうです。あまりにも一生懸命にワイン造りに専念しすぎて、結婚するのを忘れてしまったと笑って答えていました。年は僕とほぼ同じくらいで、現在彼の妹もお手伝いしています。 そんな彼のワインを味わってみて予想外の味わいにびっくりさせられました。数アイテム試飲した中でまだ樽の中にあったジュヴレ・シャンベルタンVVの2002年には驚かされました。とんでもないほどのレヴェルにあると直感し、その場で5樽しか造られていない内の2樽をぜひ譲ってくれるよう交渉しました。2樽と言うと50ケースで600本となります。来年には当店に入荷しますのでお楽しみにお待ち下さい。帰国後、2001年のVVで良ければ出荷できるとの連絡が入り120本入荷してきました。この2001年は現地でも僕は味わってはいません。入荷したばかりですので少し落ち着いたら飲みます。 あの2002年には及ばないかもしれませんが、とても楽しみです。2002年は彼の所から歩いて2~3分の所にあるアルマン・ルソー、クロード・デュガ、デュガ・ピィの大御所の造るジュヴレイ・シャンベルタンを超えるものであるような気がしました。 2003.11.27 初訪問時のコメントです。 このドメーヌはジュヴレ・シャンベルタンの僅か5ヘクタール弱有する小規模ドメーヌです。彼の父はかつてはピエール・ダモワ(シャンベルタン・クロ・デ・ベーズの1/3を所有する名門ドメーヌ)で修行した人物で彼自身の物心ついたころからワイン造りにかかわってきました。1952年に現在のドメーヌを立ち上げます。妹と共に運営している現当主ミッシェル・ギィヤールは50歳を過ぎ『ワイン造りに専念しすて結婚するのを忘れた』と笑いながら話します。彼の造りワインは低温発酵で新樽平均50%(年によりすべて違います)通常12ヶ月の樽熟成ワインを造ります。ノンフィルターで果実味と樽のバランスの取れた素晴しいワインを作っています。 ワイン王国16号 『 垂涎のブルゴーニュワイン特集 』 ≪ コート・ドールで最もカリテ・プリなワイン ≫ ◆2019/10/14 ギーヤール訪問しました! ◆2023/10/08 ギーヤール訪問しました! |
ミッシェル・ギーヤール
ミッシェル・ギィヤール
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