■ヴァンサン・ジラルダン Vincent Girardin
タイプ | 白ワイン 辛口 |
造り手 | ヴァンサン・ジラルダン【Vincent Girardin】 |
生産年 | 2012年 |
品種 | シャルドネ100% |
容量 | 750ml |
■商品情報「ムルソーを本拠地とする白ワインのスペシャリスト」と称されるジラルダン。このワインを、「自分が最も求めているワインで、リッチでバランスが良く、何よりもコストパフォーマンスに優れている。またもう1杯飲みたいと思わせるワインだ」と生産者自ら絶賛しています。
また、ロバート・パーカー氏も、「価格と品質がみあったワインを追求する消費者にとって、リュリーこそはブルゴーニュ・ブランの最上の産地のひとつだ」と発言しており、ブルゴーニュワインが高騰する中、ハイクオリティなお値打ち品として間違いありません。
黄金がかった光沢のあるイエローの外観。グラスを回すと白桃やレモンの爽やかな甘みと酸味を感じる果実香が広がり、ナッツやドライハーブのアロマが折り重なるように漂います。
口当たりはシャキッとした酸味を感じ、非常にいきいきとした印象。洋梨を彷彿とさせる厚みのある果実味はフルーティさを与え、レモンを絞った様なフレッシュな酸味がボディ全体を引き締めています。余韻はほのかに甘い風味が鼻孔を通り抜け、心地よさを覚えます。
【ヴァンサン・ジラルダンについて】「ギド・デ・ヴァン・ベタンヌ+ドゥソーヴ2019(フランスで非常に著名な評価紙の1つ)」で4ッ星生産者に昇格。同誌2020年版でも4ッ星評価を獲得。同評価の生産者はドメーヌ・デュジャックやルフレーヴ、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ、ロベール・グロフィエ等、そうそうたる顔ぶれです。
ヒュー・ジョンソン「ポケット・ワイン・ブック2019」では、『ムルソーに本拠とする白のスペシャリスト』と高評価獲得。
現在の醸造責任者はエリック・ジェルマン氏。彼はムルソー出身で、DRCやルフレーヴ、エティエンヌ・ソゼという名立たるドメーヌでコンサルタントとして活躍するキリアコス・キニゴプロス氏のもとで腕を磨き、その実力が買われ、ヴァンサン・ジラルダンに醸造責任者として入社することになりました。
ワイン生産のモットーは、「畑にはなるべく手を加え、醸造は出来るだけ自然に」。
農薬を使用せず、畑を深く掘り下げます。葡萄はすべて年間通して厳格に正しく畑での仕事を重視して、選定、選別を行います。
畑での作業の特色は、
1.農薬を使用しないので葉が健康
2.葡萄に負担をかけず、土の中の微生物を活性化して、土を柔軟に
3.1本の葡萄の樹に8房以上つけさせてない
などです。また、10~15年前から、肥料に有機のコンポスト(牛など動物の糞、葡萄の皮、剪定した木の枝)を使用しています。‘07年からビオディナミに転換しました。
ただ、ブルゴーニュの天候の問題で、完全なビオディナミでは不便な点もあるため、’11年より公にはビオディナミからインテグレーテッド ヴィティカルチャー(Integrated Viticulture)へ移行。
年間通してビオディナミの精神に基づき、畑で多くの作業をしていますが、必要に迫られたら最小限の処置として極少量の農薬を使うこともあります。